催眠療法を学びたい方へ

私は、2021年9月に、イーハトーヴヒプノセラピーカレッジで催眠療法基礎コースを学びました。

もし、ご興味ある方がいらっしゃいましたら、当時の受講感想文をご紹介しますので、参考になさってください。

「私は、一年半前に乳がんの手術を経験した。肺塞栓症で救急搬送され、入院していた病院で、精密検査の過程で偶然癌であることが発見された。幸いステージⅡであり、リンパ転移もなく、全摘ではあったが、一命を取り留めた。自覚症状が出てからでは、もしかしたら手遅れになっていたのかもしれず、奇跡的な偶然の出来事に感謝している。

 しかし、癌は、手術をしたら終わりではなく、5年10年と、再発防止の治療を続けることとなる。薬の副作用で、うつ状態となり、ほとんど寝たきりになった。この不安にまみれた生活を少なくとも10年は続けるのかと思うと、未来に暗雲しか見えなくなった。

 ホリスティック医療に興味を持ち、西洋医学以外の道を探し始めた。その過程で、偶然、萩原先生の著書を手にすることとなった。どうやら、潜在意識には、秘められた力があるらしい。手法を学べば、高額な治療費を必要とせず、自力で健康を維持できるかもしれない。潜在意識の力を引き出す催眠療法について学んでみたい。そんな気持ちで、今回受講させていただく運びとなった。

 催眠療法基礎セミナー一日目は、テキストに沿って基本的な知識を教えていただいた。顕在意識と潜在意識の関係、催眠のメカニズム、歴史、手法を学び、特に催眠については、かなり誤解していたことが分かった。世の中の人々にもっと知ってもらい、潜在意識を活用する利点を広めたいと感じた。そして、集合的無意識や、高次元、源まで繋がれる可能性があることを知り、人間がいかに神秘的な存在であるか改めて驚嘆した。

 初日は、暗示療法のデモンストレーションに立候補させていただき、萩原先生から直接、催眠療法を施術していただいた。うまく催眠状態になれるものなのか、不安だったが、とてもスムーズだった。暗示がうまく潜在意識に取り込まれたのかは、これから一か月間の自分の行いを見ていくしか効果は分からないが、施術後に、大きな気付きを得た。心が、今までにないほど、癒されていたことだ。今までは、絶えず不安感があり、どこかで自分を信頼することができていなかった。それが、まったく感じられない状態になっていた。驚いて、萩原先生に質問したところ、癒しは、自分の中から出てきたものだということ。さらに驚いた。今までは、癒しは、外側から与えられるものだと思っていたからだ。催眠状態となり、潜在意識に繋がることにより、意識の深いところには、何者にも影響されない、静かで、穏やかで、平和な領域があり、「実は私は、今までも、今も、とても幸せなのだ。」という実感が起きたのだ。幸せの青い鳥の童話にあるように、実は青い鳥は自分の家に居た。という真実だ。幸せは自分の中にある。幸せに生きるには、本来の自分に気づけばよい。誰もが自分の中に、幸せに生きる力を持っている。催眠療法は、クライアントに、そのことを実感させる手法であるということが理解できた。

 二日目は、暗示療法の実技だった。実際に、臨床面談からセラピー、事後面談まで、クライアント役とセラピスト役を体験した。それぞれに大切ではあるが、私は、臨床面談が充実していることがセラピーを成功へ導く鍵になるのではないかと感じた。私がセラピスト役をした時は、誘導がうまくいかず、クライアントが暗示内容を実行しているイメージに導くことが出来なかった。特定の曜日に実行するパターンだったのに、それに気づかず、なぜクライアントは、暗示内容にたどり着けないのか、大いに悩んだ。事後面談で、クライアント役の方と振り返りをした時に、反省点が明確になった。臨床面談で、この曜日は仕事だから、週に2回しか実行できないとクライアントが語っていたことを重要視していなかったのが失敗の原因だ。大いに悔やんだのはもちろんだが、潜在意識は嘘をつけないことを理解した。臨床面談で、いかにクライアントに寄り添い、ほんの小さな雑談の中にもヒントがあることを大切にし、イメージを共有しておくか。ここが充実していると、セラピー中にクライアントがイメージの中で迷子になっていても、臨機応変に誘導できるし、クライアントは、常時、セラピストの意識の波動を敏感に感じ取っている。セラピストが、共感して共に喜んでくれると、声にそのエネルギーが乗る。そのエネルギーは、クライアントのイメージの中に影響し、クライアントはさらに生き生きと感情感覚を味わう。セラピーは、一方的な施術ではなく、協働作業なのだなと感じた。私がクライアント役だった時は、セラピスト役が、臨床面談のほんの小さな雑談を覚えていてくれて、誘導のキーワードに使ってくれた。催眠中ではあったが、とても嬉しくて、セラピストとのあたたかい信頼関係を実感した。

 いくら本で読んで知識を得ていたとしても、実技で得ることは何倍も大きい。大いなる学びをいただいた。相手役の方には、心から感謝をしている。人生初めてのクライアントになるわけだから、一生忘れないと思う。

 そして、人生の迷子状態で、「私はこの先、どうやって生きていったらよいのだろうか?」と不安感に苛まれていた私は、今、どこにも居ない。生きるのがとても楽しく、この先も楽しみで仕方がない。今後も潜在意識や催眠療法について、ゆっくりと学びを続けていきたいと願っている。

 セミナーの醍醐味は、参加者同士の交流だ。医療関係者、プロのセラピストも多く、雑談からも沢山の刺激をいただいた。初対面の方と、運命について語り合ったり、とても魂に深く響くような出会いだったと思う。今回のセミナーは、私にとって、人生の転機となる素晴らしい学びとなった。萩原先生はじめ、講師、アシスタントの皆様、受講生の皆様、お一人おひとりに感謝の気持ちを伝えたい。ありがとうございました。」


写真撮影 yoko koike

東京台東区 浅草寺上空

ヒプノセラピー 星の実

夜空にきらめくたくさんの星々。 同じ輝きは、ありません。 その美しい光が地球に降り立ち わたしたちの命になりました。 それが星の実。 あなただけの輝き。 あなただけの色。 あなただけの音。 ヒプノセラピーでほんとうのあなたを見つけてみませんか?